『山猫』(やまねこ、イタリア語: Il gattopardo / フランス語: Le Guépard )は、1963年公開のイタリア・フランス合作映画である。監督はルキノ・ヴィスコンティ。カラー、シネスコ、187分。
第16回カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞し、国際的な評価を確立した。
イタリア貴族の末裔であるジュゼッペ・ランペドゥーサが自身の体験を基に描いた、彼唯一の長編小説を映画化した作品で、映画では全8章のうち第6章までを取り上げている。ヴィスコンティが初めてイタリアの貴族社会を取り上げた作品でもあり、後の作品に続く転機となった。また自身の血統であるイタリア貴族とその没落を描いた意味で、「ヴィスコンティが唯一自身を語った作品」と評された。
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Il gattopardo (1963) / 山猫 のあらすじ
1860年、イタリアは近代国家に統一される歴史的変革のときを迎え、山猫の紋章で知られるシチリアの名門貴族サリーナ公爵家にもその波は押し寄せていた。一方、公爵の甥のタンクレディ(アラン・ドロン)は革命軍に参加、やがて新興ブルジョワジーの絶世の美女アンジェリカ(クラウディア・カルディナーレ)と出会い、恋に落ちる。周囲の反対を抑え、若い恋人たちの婚約を後押しするサリーナ公爵(バート・ランカスター)。それは、一家の存続と将来を見据えた上での決断であった―――。
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