『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(ゆうびんはいたつはにどベルをならす、イタリア語: Ossessione, 「妄執」の意)は、1942年(昭和17年)製作のイタリア映画、ルキノ・ヴィスコンティ監督の長編処女作である。本作をもって「最初のネオレアリズモ映画」と言われることがある。
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Ossessione (1942) / 郵便配達は二度ベルを鳴らす のあらすじ
北イタリア、ポー川の食堂にジーノ(マッシモ・ジロッティ)が現れる。店主ブラガーナ(ファン・デ・ランダ)の歳の離れた美しい妻ジョヴァンナ(クララ・カラマイ)はジーノに惹かれ、彼を雇うように夫を説得する。ジーノとジョヴァンナはブラガーナの留守中に肉体関係を持ち、駆け落ちしようとするが、ジョヴァンナは途中で罪悪感に襲われて引き返してしまう。
ジーノは1人で放浪を続け、ジョヴァンナを忘れようとするが、旅先の港町でブラガーナ夫婦と再会してふたたび店に戻ってしまう。2人はブラガーナの殺人を計画し、自動車事故を装って実行する。
しかし新しい生活を始めた2人のあいだには終始気まずい雰囲気が流れ、ジーノは別の女のところへ入り浸るようになる。一方、警察はブラガーナが殺害されたことを確信し、2人を指名手配した。ジーノはジョヴァンナが密告したのではないかと疑ったが、彼女の一途な愛と、彼の子を身ごもっている事実を知って再出発を決意する。しかし車で旅立とうという矢先、トラックと衝突して彼女は死んでしまった。
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